映画

ブロークン・フラワーズ

やさしい映画だな あったかいな 終始クスクスしたり・見惚れたり、地味に忙しかった 終盤の雨上がりの町並みの、匂いが想像できそうな空気感に なぜだかやたらと、心を持っていかれてしまった ギンレイに来たらもう一回観よう ビル・マーレイがなんともいえ…

銀座二十四帖(1955)

ラピュタ阿佐ヶ谷で「銀幕の東京」が始まりました! →☆ なるべく ・女優さんが綺麗で ・たのしくて ・素敵な東京 が観たい とりあえず1本目に観たこれは「アタリ!」でした (さいさきいいぞう)銀座二十四帖 [DVD]出版社/メーカー: 日活発売日: 2006/03/10…

ある子供

張り詰めながらも 淡々とすすむ物語 救いのなさがやるせない いや、恋人ソニアの楽天性が救いなのかな (ラストもだけれど、出産にふみこんだ時点で、楽天的だ) でもソニアちゃん、夫と赤子、二人を同時に育てるなんてタイヘンすぎだよ ブリュノ(主人公)…

ヨコハマメリー

おもしろかったです 泣いて 笑って 背筋がのびて、 いい映画でした わたしは横浜出身なので、 メリーさんのことは 何度も町でみかけていたのだけど その不思議な風貌のせいで 何度すれ違っても、夢か現実か はっきりしない気がしたのだけど (トイレの洗面所…

君とボクの虹色の世界

お洒落なだけの映画だったらヤだなーと思ったけれど、心配無用、 真にお洒落なひとは、他人を圧迫しない 心配りができるのです (!) 鼻につくことなく、すみずみまで神経がゆきとどいた、 つかず離れずの距離感で、おもしろいというか いとしい ポスト・ソ…

お嬢さん(1961)

〜三島由紀夫映画祭2006〜 大森はわたしの行動範囲外なので、こんな特集 全然知らなかった (まぁいいけど。でもちょっと「憂国」観たかった。ちえ) でも特に三島由紀夫に思い入れがあるわけではないので チラシに 「本編の魅力は早口でしゃべりまくる若尾…

たのしみな映画メモ

思えば今年のGWは、新文芸坐に始まり(2日) 新文芸坐で終わった‥ 地味‥*1 たぶん自分は映画を観るのが趣味なんだけど、 映画ばかり観てると、「なにやってるんだろ、自分。ひまなのか?」 と ぼんやりした自己嫌悪に陥ります でも来週も 会社帰りに行くつも…

溝口健二二本立て(夜の女たち/残菊物語)

【松竹110年 名匠たちの輝ける軌跡 @新文芸坐】 この特集、あれもこれも観たかったのにあまり行けなかった‥ そして何故、よりによってこの二本立てを、GW最終日に観てしまうのか‥ (見ごたえありすぎ。これなら会社行ったほうが楽だ‥ ) 【夜の女たち】(19…

観賞用男性(1960)

@三百人劇場*1「野村芳太郎レトロスペクティブ」 おもしろかったー 総天然色というかんじの、色あせた空の色・水の色、 ポップさがまぶしいロマンチックコメディ 映画が始まった瞬間、あ。これ、ほんとに隅々までかあいい!とわくわくして、 実際ひとつひと…

ヴェンダースオールナイト@新文芸坐

ヴィム・ヴェンダースが新文芸坐に!やってくる! なんて舞い上がって前売りを買ってワクワクしてたんだけど 気がつけば自分、ぜんぜん、ヴェンダースファンじゃないんでした うわ!ミーハー! でも自分、新文芸坐ファンですから、新文芸坐の晴れ舞台ってこ…

THE LONG SEASON REVUE

ようやく観れた・・・*1 *2 佐藤伸治不在の映画、不在の存在というか その不在をどう消化していくか・していかないか (これはわたしが勝手にそう思うだけかも) いろいろな人がフィッシュマンズの歌を歌う、ライブ映像は、おおむねよかった (特にUAの「頼…

チェコアニメ映画祭2006:Dプログラム

(Dプログラムの詳細はこちら →☆) すーごい楽しかった!! たぶんまた観にいく、DVD出たら買う、 今年のマイ映画の、ベスト3に入ると思う‥*1 例によって興奮状態で まともな感想を書けそうにないのだけど、 大人なのでがんばります わたしはチェコアニ…

かもめ食堂

面白かったです なんだか「いかにも」すぎてあざとさを感じるけど、 それはこの世界からもっとも離れた感情なので なるだけ封印‥ (だから、そう思わないですむように、 もっとデリケートに作ってほしかったんだけど)*1 多くを望まず、身をゆだねればいいん…

リバティーン

ジョニー・デップファンのK*1につきあって鑑賞 Kは満足していたけれど、 ジョニーでなかったら、面白くもなんともない映画では‥ (要するに、ジョニーファンは、観るがよいでしょう) (つまらないことはない) 白黒映画かと思って目を凝らすと、うっすら…

オペレッタ狸御殿

(新文芸坐/気になる日本映画達2005) 目がくらむ、極彩色の様式美に ときおり苦笑しつつ、たのしく翻弄されました*1 つたない日本語が愛らしいチャン・ツィイー (健気に見えつつ、やたら堂々と威厳がある。さすが狸のお姫様) なんだか頼りなげな立ち姿の…

チェコアニメ映画祭2006:Cプログラム

今回のチェコアニメは、たのしみにしているポヤルの作品が Dプログラムにひとまとめにされているので、 それだけ観ればいいかなぁ、なんて思っていたのだけれど 水曜日に時間があいた*1ので、バウスシアターへ (ほんとはK’sシネマのAプログラムのほうが…

ロバと王女

(ギンレイホールに来ているのでもう一度観ておく) きらびやかでのんきでやりすぎの あふれる幸福感を堪能・・・ わたしのうっとりポイントベスト3は 1.喋る薔薇 2.王女の棺(というかカプセル) 3.王様とリラの精を乗せたヘリコプター ・・・なんか…

「好きだ、」

ごめんなさいわたしにはいまひとつピンとこず 俳優陣とあおい空に頼りすぎている気がした (感動した方は、以下、読まないでください)

ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!

たーのしかったー!! この幸福を世界中の子供たちに! なんて思ってしまいました なぜかというと、春休みの昼間、しかも水曜のサービスデーだったので、 かなり混雑したうえに、子供たちに囲まれて観たので*1 (はじめは「子供うぜえ‥」って思ったんだけど …

「青春バカ一代」(二本立て)

早稲田松竹で「青春バカ一代」という名の素敵な二本立て どちらも去年ロードショーで観たのだけど、何度でも観たいお気に入りの映画 【サマータイムマシン・ブルース】は、騒々しさのなかにまじる、 せつなさのさじ加減がたまらない ラストのあきらめの悪さ…

たのしい科学シリーズ

先日のよるのひるねの粘菌映画にちょびっと感動して、 毒を食らわば皿まで‥! な気分になって 神楽坂neoneo座 (くどいようだが小川町)で 百歳の映画作家樋口源一郎 〜生命のスペクタクル〜 Dプログラムは、「たのしい科学映画シリーズ(子供向け)×4本」と…

女囚701号 さそり [DVD]

新文芸坐の大きなスクリーンでさそりが観られる!! 金曜だし混んでるだろうなー とワクワクしつつおびえていたけど 行ってみたらそれほど混んでなかった・・・ (ガーン‥) スクリーンで観るさそりのかっこよさったらないのに! 梶芽衣子のド美しさったらな…

ポビーとディンガン

おへそにオパール? ‥すてきだ‥ もっとくわしく聞かせてほしい‥ (以下、結末にふれます) :::::: いいはなしだと思うけど、 ちょっとご都合主義っぽいハッピーエンドだなー もうちょっと長くして、はなしに深みを与えればよかったのに‥ などと思って…

新文芸坐メモ

2006.4.1〜4.14 【気になる日本映画達2005】 やったー!見逃して悔しかった「オペレッタ狸御殿」は14日! (ロードショーっていうより撤収劇?ってほど上映期間短かったような) (同時上映「TAKESHIS’」‥。これこそ踏み絵か。 破綻度の近さでの組み合わせか…

おかあさん(1952)

新文芸坐 【日本映画監督協会70年の70本+1】 「おかあさん」、というタイトルからして 泣かされそうで 敬遠したいのだけど (実際泣かされたけど) 見所は多かったです (なんかえらそう) 成瀬巳喜男監督ということで、若干の怯えがあったのだけど (また…

スティーヴィー

思考がぐるぐるして、うまく言葉にできないけれど (そして簡単にこたえをだすことを拒む映画だけれど) ドキュメンタリーとして、真摯な気品があって (映画を、ドキュメントを撮る、ということは 自分自身を撮る、ということになるのだな‥)*1 映画として…

真正粘菌の生活史

阿佐ヶ谷の喫茶店よるのひるねで、粘菌映画の上映会 (よるのひるねには、カウンターにいきなり「虫眼鏡でご覧ください」て 粘菌スペースがある。見るとたのしい) わたしのような素人には少々難解なところがあったけど (いろいろな、「知っててあたりまえ」…

三年身籠る

なんかえらくいい映画でした (唯野未歩子すごいなぁ。原作も読みたい) だめでどうしようもないけどいとしい男のひとと ふてぶてしいほどたくましい*1女のひとと 美味しそうな季節のごはんとで出来た 苦味がつよい、しあわせな大人のファンタジー いい映画…

レッツ・ロック・アゲイン

吉祥寺バウスシアターで (リバイバル?)レイトショー いやいやいや かっこよかった、ジョー・ストラマー (難点があるとすれば かっこよすぎる‥ということ)*1 ジョーの友人がツアーの様子を撮ったもの、だそうだけれど、 こんなかっこよい人がそばに居た…

霧のなかのハリネズミ

ユーリ・ノルシュテイン作品集 [DVD]出版社/メーカー: パイオニアLDC発売日: 2002/08/23メディア: DVD購入: 1人 クリック: 52回この商品を含むブログ (57件) を見る(散財にピリオドをうつべく、アマゾンで購入) 本命のハリネズミくんが我が家にやってきま…