失踪日記

失踪日記
会社近くの本屋さんにいったら 重版が平積みされていた (早いね)


「なるべくリアリズムを 排除して描いてます
 リアルだと 描くの辛いし 暗くなるからね」
と 冒頭にあるように 作品であることが まず第一のようで これは安心して読めていいです
(闇を描くひとが 闇にとりこまれる必要はないと思うので。いまの生活第一。)


そんなわけで 失踪したり アル中になったり 入院したりが
実話だけれど ほどよい距離で 描かれていて 漫画として ふつうにおもしろい
でもこの距離をとるのに 10年かかっているわけだし、いろいろ考えると やっぱりこわいな
アル中で入院してる最中なのに まわりの患者さんを けっこう冷静に見ているのも こわいし
失踪中働いていた ガス配管会社にいるひとたちも けったいなひとばかりで こわい
こわいけど ゆかいといえば ゆかい‥ 笑っていいのか ?  そんな漫画*1


読んでいたら 昔ともだち借りた吾妻ひでおのSF漫画(おもしろかった記憶)が 蘇ってきた
(美少女とナマコとか。ヘンなの。
 自分は子供だったし ちょっとエッチだし 読んじゃいけないと思いながら読んだ)
失踪日記の感想をたどっていたら 「吾妻ひでおの漫画読んだことない」って若人が沢山いて。
 ま、まーね‥(遠い目)。SFものおもしろかったよ)
今なら 書店にいろいろ置いてあるから また読んでみようかな‥

*1:最終的には笑わさせていただきます。漫画だから