プチ春樹まつり

友達が貸してくれたので ひとり プチ村上春樹まつり (友達に本を借りるのって 好き)


アフターダーク
この本がでたとき、はてなアフターダーク祭り、と呼びたくなる盛り上がりがあって
村上春樹にとくに興味のないわたしは みなが熱く語ったり ぬるく語ったりするのを
なんだかうらやましく ながめていました (心情は、「もしもピアノがひけたなら」)
半年経って、いま ようやく 祭りに参加できるのね〜 と思ったのだけど
ううううん うん うん‥
やっぱり わたしには ピアノがない、の、ねぇ‥
なんだか、どうにも、はいっていきようのない 距離を感じて さびしいきもち


でも、友達は本を貸すときに、
「わたし的に、特におもしろいと思えない本だけを 貸すのは ナンなので
 おすすめの 春樹本も貸すね。どうせ読んでないでしょ」
と言って 世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド を貸してくれたのでした
この本は、スコンとおもしろかったので、
ああ、みんな こんな本を求めて 新刊を待ち望んで 祭りをおこすのか‥!
と、ちょっぴり、祭りのきもちが わかった気がした
(あと、今までゴメン と 少しこころのなかで 謝罪もした)


わたしは この小説のなかの 太った女のコ(17歳)のファンになった
もしも映像化するのだったら 乙葉に太ってもらって この役をやってもらいたい‥
(年齢的に無理いっぱいだけど、どう見ても二十歳以上に見える17歳だから いいかな、と)


ちなみにオマケに貸してくれた 羊男のクリスマス (講談社文庫)
「この本読むと シナモンドーナツが食べたくなるよ ゼッタイ」 という
謎のお墨付きだったのだけど べーつーに 食べたくならんよ シナモンドーナツ
ただ「シナモンドーナツ」と言われただけで シナモンドーナツが食べたくなっちゃうほど
おれは 子供じゃないんだぜぇ (← アタゴオル物語のヒデヨシになったつもりで)


でも、友人のそんなスナオさを、好ましく思った 
(たまに食べたがらないときは とてもエラそうなわたし)