あしたはうんと遠くへいこう (角川文庫)
はずかしながら、初・角田光代
はてなすてき読書乙女に 絶大な支持をうけてるので
(とくに akichuさんとheaven_ayuさんのすすめる作家さんに
間違いはないわと思って) 気になっていたのだけど
なんか 意識しすぎて 手にできない、みたいな葛藤があって
いつでもいいか… と ずっとそのままにしていた
最近でた対談集、ayuさんの日記を読んだら 俄然 読んでみたくなって
(http://d.hatena.ne.jp/heaven_ayu/20050822)*1
その前にー、とあわてて手にとってみた (イン・ブックオフ‥ ← やる気あるのか‥?)
なんか ちょっと ダメだった‥
「直球・恋愛小説」 というのに惹かれたんだけど 恋愛‥?
‥ちょっと恋愛の定義にも異議あり‥ 期待したせいか 疲労感のみめだつ読後感‥
でも、ほかにもう何作か読んでみる、所存であります
(ダメながらの感想)
主人公が音楽好きで あちこちに固有名詞がでてくるのが 鬱陶しかった
スミスとかマイブラとか言われて 過剰反応してるのか? > わたし
(時代性を出す意味だろうけど‥。
音楽好きのくせに 趣味に一貫性なさすぎ*2。流行ってる音が好きなのか。
ああでも高校時代に スミスとかを編集したテープを
片思いしてる、趣味のあわない(おニャン子好きの)男子にプレゼントして
「なんかこえー」と言われるくだりは、笑った‥ 身につまされて‥)
エネルギッシュに愚行をくりかえす主人公は
タフだけど おそろしい おそろしい人で
恋愛小説って書いてあったけど これホラーじゃん、 ホラーじゃん〜 と
(特に シノザキさんにのめりこんでゆくあたり。
ホラー映画の 「志村、うしろうしろ!」的 展開)
フルエあがって ナミダ目で 読んだ
どうしてそこへ行く?的恋愛を 繰り返して はいあがって たちあがって
今はシアワセに暮している 友達の顔が浮かんだり
そんな偉そうなことを言う 自分の恋愛を思い返して
穴を掘って そこで暮したい気持ちになったり
恋愛小説の醍醐味は あったかも知れない・・・