光ってみえるもの、あれは

なんかこの本、すごくよかった
読後感がさわやかで 自分の中に風がとおるよう


川上弘美の文体で 男子高校生の青春が語られることに
一抹の不安があったのだけど 
主人公が 川上弘美文体で 思考をまとめることによって
物事に距離をおくことで フラットに物事を伝えようとする
けなげなようすが想像されて、いじらしかった
その効果があって、みずみずしさ倍増‥! (自分比)


ごめんなさい たぶん三十路目線です
こんな高校生いないよ という声も多そうだけど
こんな高校生いたらいいなぁ! いいのになぁ! (いてくれ!)


(主人公のガールフレンドは、やたらリアルだった。
 リアルにかわいく、扱いづらい。
 今まで川上弘美の描く人に リアルを感じたことがないので、ちょっと驚いた)