方程式とわたし


今日の講習中、にがい記憶がよみがえりました


わたしは高校生のとき、数学が苦手で苦手で。とくに、方程式は、覚えることが出来ませんでした。ほら、あれって、意味がわからないじゃないですか。それで、どうしても、覚えることが、出来なかったのです。意味なんて理解してる人はいない、とにかくカタチで覚えるんだ、と皆から言われたのですが、どんなに方程式をにらんでも、‥そもそもあれ、読めないじゃないですか。まったく頭に入りませんでした。でも、けっこう勉強をした(というか、方程式をにらんだ)から、平均点よりちょっと下くらいは取れるかな、とテストに挑んだところ、0点を頂きました。高校一年生の、中間テストで。びびりました。あせりました。先生もびびっていました。それで、次の章からは、気持ちを入れ替えたつもりで、しんけんに授業を受けました。次の章は関数で、関数って、ちょっと、国語的じゃないですか。なんか、理解、できたんです。それで期末は、平均点よりうんといい点数を取ることが出来たんです。わたしは、自分のことを、やれば、出来る子なんだ、と、勘違いしました。その後文系クラスにすすんだくせに、高3の選択授業で、「数Ⅰ」を選択したのです。そして、また、中間テストで0点を取ったのです。二度目なので、わたしはもう、驚きませんでした。
先生も、驚きませんでした。ただ、うなだれて、「×××(苗字)よ‥。オマエ、これ、必修じゃないんだから。選択授業なんだから。わざわざ選択して0点はないだろう‥」と言いました。わたしは、もっともだ、と思いました。
長々と、なにを言いたかったかというと、今日の講習のとき、ものすごいダメダメで、才能ないのでは‥と思いまして。‥いや、才能がないからこそ、講習を受けるんだけどさ‥。ダメダメなのに張り切って継続手続きとっちゃったよ‥と思ったときに、あのときの光景が、フラッシュバックしてきたんです。先生、ゴメンなさい。来月からもよろしくおねがいします‥。*1

*1:あのときの、数学のM先生にも、ゴメンなさい。わたしのほかにも、ああいう浅はかな生徒さんていましたよね?きっと。‥居てくれや‥