さよならみどりちゃん

地味に映画はじめ


南Q太の漫画が好きじゃないので
こういう恋愛観とかリアル観は 置いておく *1 *2
(でも、もとから苦手!と覚悟していたおかげで、まぁ、平気だったけど)


誰とでもヤッちゃう、彼女持ちの男(西島秀俊) を好きになってしまう、
誰とでもヤッちゃう女の子(星野真里)、のせつない話
(わー、身も蓋もない‥)
最後の主人公の、ふっきれた笑顔が切なく美しく、
こんな青春もアリなのかもな‥と 思う反面、
しかしこの世界(映画のなか、主人公が暮らす世界)にしあわせはあるの?
(この世界から出て行った人(映画で言えば、岩佐真悠子)のみ、しあわせになれそう‥)
でも、こういう、欲しいものを求めて、もがいている最中がしあわせ、みたいな人もいるからなぁ‥
なんか 妙に、考え込んでしまった


小粒だし、好きになれない話だけれど、
結果として しあわせについて考えをめぐらすこととなったので
新年らしいというか 映画はじめとしては、まずまずだと思う


(というか、西島フェロモンを満喫という、当初の目的は達成)


西島秀俊のフェロモンは、説得力あった
(なにを考えてるのかわからない役が、けっこうはまる)
(というか なにも考えてないけど魅力的な役、なのに説得力がある)
(でも漫画の図柄だと、ニシジマは浮かんでこないけど。もっと若くて、線の細いヤサ男)


星野真里は頑張っていたよ‥!
そこまで頑張って 伝えたいものはなに!? と思ったけれど
ナント三大陸映画祭で主演女優賞*3を獲ったそうで、報われたね‥! (安堵)


見た目はギャルで、遊んでるのか?という役が 実は純情で、
見た目は清楚なOLの主人公が、あちこちだらしなく、いたしてしまうのが、感慨深かった 

・・・・・
ところで、このシネ・ラ・セットという映画館(の椅子)を、
わたしはかなり、好きなのだけど
ここの映画館の上映ラインナップって、かなりびみょうだ
http://www.cqn.co.jp/THEATER/lasept/lasept.html
B級というか もはやC級?の アイドル映画やホラー映画‥
(でもこういうホラーって、えげつなくてとても怖そう。想像)
需要はあるの? お客さんは入っているの??
観てないのにこういうこと言うのも良くないのだけど、この映画に1800円て、ねぇ‥*4

*1:こういうのが恋愛のリアル、と言われたら、わたしはイヤだ。抗いたい。でも、こういうのがリアルな人もいるのだろうなということは、わかる気がする

*2:南Q太。苦手だと思ったからあんま読んでないので、それなのにこんなこと言うのもナンなんだけど。妹から何冊か借りて、「むう‥。こういうのが人気なんだ〜。なんか、イヤだな。すさむなぁ。ああ、若者の気持ちがわからない」などと思っていたのだけど。南Q太。わたしより、年上だった。エヘ! ←自分より年下と思っていた人が年上だと、妙にうれしい 三十路のこころ

*3:あと、この映画が、準グランプリ。それで、あちこちで、再上映しているところ

*4:でも、世の中には、ビデオに「劇場公開作品」と記入したいために、劇場公開をする映画がたくさんある、と以前聞いたことがあるので。そういう大人事情なのかしらん‥