さいきん買った本メモ

谷内六郎 昭和の想い出 (とんぼの本)

谷内六郎 昭和の想い出 (とんぼの本)

作品と写真・解説の文章のバランスがよくて、しかも良心価格 (拍手)
橋本治の解説、“郷愁云々よりシュールレアリストである”、という文章にはげしく同意
奥様の言葉があたたかく、胸にひびてくる
ああ早く、横浜そごうの展覧会行かなくちゃ‥!*1


村山知義マヴォイストたち”、という特集にひかれて購入
文章が硬くてわかりにくいけど、ゆっくりゆっくり噛み砕いて読む
アヴァンギャルドセクシュアリティ マヴォ/『放浪記』 のくだりが興味深い*2
‥けど こういうところに興味を持つわたしは意地悪かもなー
(でもなー。女だからな。持っちゃうよ)


3びきのこぐまさん

3びきのこぐまさん

なんかカラフルすぎる気もするけど、こぐまたちの顔(ときに雑巾のよう)にめんじて許します
なーんでも許します、というかむしろ許してこぐまさん!
(こぐまの顔がなんかこわいの。こわかわいい? とにかくこわいので、したでにでる私)
ビデオもでています。同じ話を3回収録というのもアヴァンギャルドか)


・・・・・
なんかさいきん絵本ばかり買っているのは
それは一月にブックオフの百円コーナーで買ったこの本のせいだと思う

地雷を踏んだらサヨウナラ (講談社文庫)

地雷を踏んだらサヨウナラ (講談社文庫)

スゴク面白かった
自分がこの本を読むことは、一生ないような気がしたけど、百円コーナーてすばらしい!*3
若さって情熱ってユーモアって、人を魅了する
魅了されたので、残りページが少なくなっていくのがつらかった
読み終えたら、ぽかんとしてしまって、なんか、新たな本を、手にする気にならない
しばらく ぽかんと しながら暮らす

*1:ついでに。横須賀にできる美術館、話を聞いたときには、まだまだ先のはなしじゃん、て思ったけど、気が付けばもう来年。うわーいたのしみだ

*2:マヴォというのは大正時代後半に活躍した前衛芸術活動グループ←噛み砕きすぎ。なのだけど、もちろんセクシャリティにも、若い芸術家らしい理想を持っていたのだろうけど、でも実際やってることはそうでもなかった(しょぼん)、←噛み砕きすぎですってば。みたいな考察。村山知義はここでは触れられてません念のため

*3:同じ理由で「佐川君からの手紙―舞踏会の手帖 (河出文庫)」も買ったのだけど。これを読む日は来るのかしら