没後25年 谷内六郎の軌跡 −その人と仕事−

横浜そごうの美術館で 谷内六郎
土曜日だけれど、人はたくさんいたけれど、それほどの混雑もなく 
たくさんの原画を見て ほんとにしあわせ


照明のせいか そういう絵のセレクトなのか
色調がおもったより 落ち着いているというかダークなかんじで
絵の一枚一枚に奥行きが感じられた
(印刷がここまで再現できないことが、もどかしくてたまらない)


わたしが谷内六郎の絵の魅力のおおきな要因のひとつに思う
「こわい気持ち 不安な気持ち」 というコーナーもあって
おおいに満足しながら、
「えー・これが? さっき別のコーナーにあった、あの絵のほうがよっぽどこわい」
とか思ったりするのも また愉し


とにかくたくさんの展示数*1に 集中力がとぎれがちになり
途中休んだりしていたら ゆうに2時間半かかってしまった


それでも同時期に もうひとつの谷内六郎展なるものが開催されているのだから!
ほんとにすごい量の創作だったわけですよ! (体弱いのに‥)
(ああ湯河原‥。行かねば(メラメラ)‥)*2


掲載内容も豪華な図録*3は箱付きで、いつもなら「高い‥」と思うお値段(2500円)なのに
ためらわず購入 & 満足‥ 
書籍として、かなり見ごたえありそうでうれしいかぎり

*1:自分の子どもにつくったおもちゃのなかに「おりこうさん」「ばかさん」という言葉があるのがほほえましい。めちゃめちゃツボ。「ばかさん」てばかさんて。イイナァ

*2:う。うう〜ん。「横須賀美術館開設準備室のご好意により、四半世紀にわたり谷内画伯が描き続けてきた『週刊新潮』の表紙絵から四季折々の作品52点を選び〜」ってことは、来年できる横須賀美術館に行けばいいってことなのかにゃー。ああ湯河原(←実家に泊まればそれほど遠くない)‥

*3:製作が新潮社だった。なるほど‥