花森安治と「暮しの手帖展」
図録の残りが少ないと聞いて 強風のなか世田谷文学館へ
花森安治のデザインや美意識は
そりゃもうモダンで職人気質で
溜め息まじりでうっとりするのだけれど
「暮しの手帖」って硬質すぎるというか
スキがなさすぎて ちょっと苦手かも‥
みんな素敵素敵と云うけれど (実際素敵なんだけど!)
あの熱い思いをどれくらい受けとめる覚悟があるのだろう‥
なんてことを考えて、少し息苦しくなりました*1
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1Fに展示してある森茉莉の原稿の文字が綺麗だったので
少し動揺しましたが
2Fの常設展のなかの茉莉さんの字は、比較的悪筆だった‥のでなぜか、安心しました
(そういう、だらしのない、わたし)
*1:一番さいごの、廊下に新聞広告がずらーと並んでいるところ。あそこは、デザインだけたのしめばよかったのかな。内容読んでしまうと、あんなに並べられると、キツい。‥などと言いながら、我が家の今年のカレンダーは「暮らしの手帖」‥。わたしって、だめなひとなのか