苔とわたし

こわいもの知らずに見える友人が
「苔が苦手。苔ちょうこわい」と言うので
会社の昼休みに、苔の写真集を見せてあげる (間違った親切)*1


ひゃあきもちわるい ヤダヤダヤダ!*2
拒絶反応をしめす友人をほほえましくながめるも
「そもそもなんで苔の写真集なんて持ってるの買ってるの」と
あっというまに形勢不利に


しかも、こういう日にかぎって、新入社員の女子と同席
ああ‥ 新入社員のあいだで、「ああ見えて苔好きの人」という位置付けにおかれちゃうよ‥
苔の人‥  まぁ、ハムの人よりはいいけど
(と思うのは自意識過剰で。誰も苔のことなんて気にしなくて。
 すぐ忘れちゃうんだろうか。どうだろうか。ちなみにわたしだったら、忘れない。同じ趣味だから)


ちなみにこの本

苔の宇宙―大橋弘写真集

苔の宇宙―大橋弘写真集

すごーく不思議で美しいと思うのだけど 会社ではあまり好評を得られず (無念)
でもたしかこの本を買うときに、ううむ欲しいけどたかいなぁ*3、と悩んだ覚えが
(奥付を見たら、発行日がわたしの誕生日で。
 これは買えってことじゃんメッセージじゃん苔界からの。と思って買った覚えが)


(苔ってこんなに多種多様なの!?とたのしい反面、
 オーソドックスな、これこそ苔だよ! という写真が少ないのが、少々さみしい)

*1:さいきん粘菌の映画を観に行ったりして、我ながら挙動不審だな、と思っていたけれど。もともとこういうもののゆるい愛好家だったんだよ、わたしは。ゆるすぎて忘れていた

*2:でも気持ち悪いものってなんか見入っちゃうよねぇ。わたし小学生のとき、理科便覧の砂鉄の写真(こまかいものが集まっていて幼心にとてもグロテスクに見えた)、いっつも、吐く寸前まで凝視してた

*3:でも苔の写真集のなかではお手ごろ価格で、素人が買いやすいほうだと思う。逆にいうと軟派な苔本