さいきんの読了メモ
今日はいちにち、本を読んで暮らした‥ というのは嘘で、
明日の講座の課題に取り組んでました
(一夜漬けじゃないよ。先週もやってたよ)
いま(20時)、2/3が、終わったくらいで*1、
ほんとは、こんなこと、してる場合じゃないんだけど‥
現実逃避 ‥気分転換にメモ
【無月物語 久生十蘭傑作選 Ⅴ (教養文庫)】
初久生十蘭。いろいろな短編が入っていて、全体像は見えないのだけど
この中では、「湖畔」 が とびきりに素敵だった!
初期の大島弓子のような世界だー‥ (うっとり)
(無理をとおしぬく怒涛の少女ロマンチシズム。オンナコドモは陥落かと)
この短編、異色っぽいけど 他にもこういうの書いているのかなぁ
たぶんこのラインが王道なのかな?と思われる 「犬」が面白かったので、他の本も読んでみよう
【空中庭園 (文春文庫)】
パステルカラーの毒気 真綿で絞められるとこういうかんじなのかなぁ・・・
やはり自分には角田光代をたのしむ気力
(というか、女子の機敏さ) が、足りないのかも知れない*2
でも映画より矛盾がなくて、すんなり受け入れられた
(映画はなんか。興味本位というか劇的にしすぎ。
それが監督の解釈なのだろうけど、でもちょっと‥。
小説のほうが、ずうっとこわい) (こわいほうがえらいわけではないが)*3
読み終えて、映画のパンフレットに収録されている続編(完結編?)も読んだのだけど
うわわわ さっきまで希望の見えなさ・不確かさが居心地悪かったのに
このとってつけたような決着の付け方にも落ちつけない‥!
(いや、けして落ち着けないのが「空中庭園」‥。そうか‥)
- 作者: 横尾忠則
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(箇所によって、ストンと理解できる部分があると、自分にハラハラする)
(自分の常識人としてのつまんない部分とか、痛いほど感じるけど。まぁ、しかたなし)
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我ながら、本のセレクトに 脈絡なさすぎ‥ (なにがしたい人なのか)
(ああ、だから日記に書けなかったのかも知れない)
(でもせっかくなので、ほかにもメモしとく)
旧tomocoooさんにすすめてもらった【ハックルベリー・フィンの冒険〈上〉 (岩波文庫)】【ハックルベリー・フィンの冒険 下 (岩波文庫 赤 311-6)】、
読んだのは去年の暮れだけど、面白かった(若いときに読みたかった‥)んだけど、
「ハックがいなせな少年で素敵」 「古き佳きアメリカ文学」
「児童文学(?)に、いい塩梅のニヒリズム」 等、
おそろしいほど陳腐な感想しか書けそうになくて、
日記にはかけませんでした (今書いてるけど)
あと友人から借りた村上春樹何冊かも日記に書けてない‥
(これは、村上春樹どうこうより、そうとは知らずに目にしてきたものが、
すでに村上春樹の影響下にあったらしいよということがわかり、たいへん興味深かった。
特にわたしが村上春樹を好きでもなくても、
すでに世界の一部は 村上春樹で出来ていたらしい)