向田邦子展@銀座松坂屋

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私物の公開が多く、プライベートなかんじにひるみながら
そのひとつひとつがしっかりした意味を持つので見ごたえがあった
お部屋とか衣服へのこだわり・素敵さには 素敵すぎて遠いものを
食へのこだわりには 親近感というかいとしみを感じた
(美味いもの情報を集めた‘「う」の引き出し’‥。いいなぁ)
(食事の時間を愛するひとに悪人はいないね。 いいなぁ)


手紙のやりとりは、相手の顔が浮かんできて面白かった
筆跡が見える手紙っていいな*1
絵葉書の場合、どんな絵柄を選んだのかも知りたいから、カラーコピーなどで
表面の図柄も見せてくれたらもっといいのに


最後の展示、山口瞳の弔文は読んでいて涙がでてきた
ほんとうに見ごたえのある、充実した展覧会だった

*1:桃井かおりの書き文字に、やけに時代を感じた。い、今はあんな筆跡じゃないよね‥?