風と共に去りぬ(1939)

風と共に去りぬ [DVD]

風と共に去りぬ [DVD]

映画史上に残る、名作の誉れ高い作品ですが、すみません初見です
今回招待券を貰わなかったら,一生観なかったかも知れません
早稲田松竹さんありがとうございます (←前回出かけたときにアンケート書いたら当たった)


恋愛大河ドラマかと思っていて、実際、そうなんだろうけど、ウーン‥
ヴィヴィアン・リーの美貌とクラーク・ゲーブルの髭に、
「大人のラブ・ストーリー」を想像してたのだけど
なんか、色気のない恋愛‥だったので ビックリした (時代のせい?)
主人公のスカーレット・オハラが、一貫して小娘キャラだったのも不思議
(君は一生ずっとそのままだ、ってレット・バトラーに言われてたけど)
(つうかレット、アンタそういう人だって知ってたはずなのに、ひどい)


一部のラスト、戦争で、つらくてひもじくて
畑に立ち、いまひっこぬいてきた大根に、いきなりかじりつき、ペッペッってなって、
「たとえ盗みをおかしてでも、こんなミジメな・飢えた思いをするのはイヤ!」と
大空にほえるシーンは 感動的かつ、
なんか人類として負けた気がした
(たとえ同じことを思っても、日本人は大空に吠えて誓うことはできない気がする)
(あと、アメリカでも大根食べるんだァ的驚き、せめて洗えば的老婆心も胸をよぎった)


そんなバイタリティを見せ付けられながらも、面白かったです
4時間弱飽きることがなかったので、面白かったんだと思います
一部の、園遊会のゴージャスさ (ここのヴィヴィアン・リーはほんとに綺麗!緑のリボン!)
着替えシーンでコルセットをぎゅうぎゅう絞めるところ、
黒人のばあやのどっかりかまえ具合などが 特に面白かったです
(うーん、二部は、華やかさに欠けるし、真剣に見てたら、やりきれなさ過ぎる気がする)