天空の草原のナンサ

http://www.tenku-nansaa.com/
‘ドイツで作られたモンゴルの映画 (監督はモンゴル人)’
遊牧民の家族映画(セミドキュメンタリー)で、犬がでてくる‥’
‥なんか、良さそうだけど、イカニモ過ぎるなぁ
などとよごれたこと考えて、どうもすみません
美しいものを見ることができて、ほんとうによかった


草原での暮らしと子どもたちの表情が
泣きたくなるくらいに素敵で、
‥‥ 素敵すぎるか? (ああまたうす汚れた考えが‥)*1
いや・でもほんと、こんなかわいい子どもの表情、ひさしぶりに観た
ひらぺったい顔、ほそい目、あかい頬
それがこんなにかわいいなんて‥ (チビちゃんが弟だったなんて) !


ほんとに心を配って 丁寧につくられた映画 (子どもの表情がそれを語っているよ)
お母さんの作るチーズが 工芸品のような美しさだった
(というか 草原の生活がもう、芸術のようだった)
(ゲル(移動式住居)の解体シーンとか! 無意味にこうふん)


・・・・・・

ゴビの砂漠の夜は、さぞかし真暗で、歩くのもたいへんだろうと思われるかもしれないが、これが意外に明るいのである。なぜかというと、夜空に輝いている無数の星が、地上を明るく照らし出しているからである。日本では、“星明り”などというものはほとんど経験しないが、ゴビではひとつひとつの星の明るさがおどろくほどで、白い紙の上に手をかざすと、夜空に輝く星々の光で、ちゃんと五本の指の影ができるくらいなのである。
                          「星の旅 (河出文庫) (藤井旭)」

 ‥‥ いいなぁ、モンゴル‥

*1:子どもの表情はさておき、遊牧民の暮らしが、まるで理想郷で。いや、べつにいいんだけど‥。信じられないくらいたいへんなこと・過酷なことも、あると思うんだけど、その影すら見えなかったのが、ちょっと