ミジンコってなんだぁ?!

ミジンコにはそれほど興味がない*1のだけれど*2、坂田さんのお話が聞きたくて
池袋ジュンク堂で、坂田明×花里孝幸のトークショー


ミジンコの生態もだけど それに対するお二人の態度が面白かった
(以下、すごく長文になるのでたたみます)


坂田さんはご自分のことを、
素人なんだけど好きを追求しすぎて研究者の領分に入ってしまうときがある、
とおっしゃっていたのだけど、
研究者、としてしまうと無邪気に面白がっていられなくなるから
あえて素人、と言っているだけで、もう、研究者、だよねぇ
ヤンチャな生物好きのオジサン、というかんじがたいへん素敵でした
ジェスチャーがこまかくて!ああ、ステージに立つ人だなぁ、と)


花里さんは、興味あることを追求していたら博士になっちゃった、みたいな雰囲気が素敵で
ミジンコ博士なんて呼ばれているけど ミジンコに対してはけっこう冷淡
(顕微鏡で見たあと、水槽に戻さないで ティッシュでふいて捨てちゃうとか)
(坂田さんいわく「愛に溺れない」 ‥実際違う水槽に戻したりすると面倒なんだそう)
というのが可笑しかった


ミジンコに限らず、そのものをずっと見ていると
そこからやがて世界が見えてくる、というのが 哲学的‥というか、
そこから世界が見えるくらいまで、愛さなくてはいけないのね‥ 


ミジンコの体は透明で 内臓諸機関が透けて見えるのだけど
「体が、組織が透けている」 と思うのは科学者の心 (花里氏) で
「命が透けている」 と思うのは音楽家の心 (坂田氏)
‥‥ わたしは「透けててカッコイイ」 どまりなので小学生の心ぐらい‥? (うなだれ)

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せっかくなのでDVDや書籍などを買ってサインしてもらいました
ジュンク堂の思う壺) (また散財‥)


ところでKがこのアルバムについて聞いたところ、

およばれ/tetrodotoxin

およばれ/tetrodotoxin

ジム・オルークが俺のファンで、一緒にやりたいって言ってきたの (イヒヒ)」
だ、そうです (イヒヒ)
このCD、かっこいいのだけど 緊迫感がありすぎて、わたしは苦手‥
(ライブすごかっただろうなぁ! リリースしたくなる気持ちなどはわかるんだけど)
(あ。新しいCDがでてる! Kに買わせよう買ってもらおう)

*1:といっても自分のなかでの比率で、一般的には興味を抱いているほうでしょう。‥たとえばクラゲに関しては、クラゲ飼育の先任者の事務所を訪ねたり&飼育にチャレンジして見事に玉砕したり&なんの因果か地方新聞の取材を受けたり、と前科がある(ああでもこの行動の主は、Kで。わたしは付き合っていただけ)ので、胸を張ってクラゲ好きだと言えるのだけど、それにくらべてミジンコには。特にアクション起こしておりません。‥逆に言えば今日がその第一歩‥?

*2:小さすぎるのと、形がなんか。こわいというか、ノミみたいじゃない?ネコを飼う身としてあの形状は。敵と云ってもいいでしょう。透けているところは好きだけど