笑う大天使
ああ、こう来たか。
川原泉の、漫画だから成立する部分を
映像化することは 潔くあきらめて
でも、その部分をあきらめて・捨てても、
しっかり娯楽映画になるんだなぁ
(というか、むしろ。あの独自に冷静なトーンがうすまったぶん、
娯楽作品になりすぎたというか。‥無茶が目立つわー)
主演の三人がたいそう可愛らしく
アクションシーン(うん、これ、アクション映画なの) も 溌剌として
これはこれで、なかなか、たのしい映画かも (破綻してるけど)*1
あと、この映画を観て、川原泉の漫画をハジメテ手に取った人が どんな反応をするのか
考えたら愉快で、映画化も捨てたものじゃないなぁ‥
(以下、不満)
冒頭の、登校シーン
聖ミカエル学園は スーパーお嬢様学校のはずなのに
エキストラの生徒さんたちの立ち姿が
猫背でだらーんとして 非常に庶民的というか だらしない姿勢で 幻滅
(エキストラといっても映画の一部なんだから。
美人揃えろとは言わないから、立ち姿くらいはキチンと指導してほしい)
しかも冒頭シーンなんだから やる気見せてほしかった‥
映画の作りこみ、というのは愛、みたいなもんじゃないですか
そこのところが弱く感じられると、がっくりしてしまう
(あと、殿下の恋人候補役の服装がなんか下品で謎だった。‥ノーブラ?(なんで?
*1:破綻ていうか。あの世界から理性をなくしたら。そらこーなるわな。みたいな