下北沢放浪記(うそ)

映画↑と 映画↓ のあいだが2時間ほど
こういうとき、下北はいいな
あちこちのぞきたいお店がいっぱいあるから。


以下、実況中継

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映画館(シネマアートン下北沢。ここの、トイレが、すごく好き。都内ミニシアターの中で、断トツトップをぶっちぎる可愛さ)をでて、まず、古書ビビビ。いつ来てもいい品揃え。カラーブックスが豊富でたのしい。でも、価格はしごく妥当なかんじで、掘り出し物を見つけるのは無理っぽい。長居するも、手ぶらで店をでる。スニーカー屋へ向かう途中、DORAMAを物色。こういう俗っぽい中から自分にとってのお宝を探すほうが好きかも。ていうか財布がわたしに、そうしろって命令するのよ。下北沢だけあって、若者トレンドっぽい新書が豊富な気がする。‥新書の中に、なぜか(?)「はみだしっ子語録」が。こんな昔の本(昭和56年テ。クス)が、なぜ、今、下北沢に‥。しかも美品。200円。恥ずかしいけど、買うしかないでしょう。昔愛読した覚えがあるので、実家のどこかにあるかも知れないけれど、あったとしてもこんなに状態よくないし。ああ恥ずかしい、ああ嬉しい。(わたしはアンジー→サーニンの順で好き。あとフー姉さん) そのあとスニーカーショップ。Kにスニーカーを頼まれていたので(先週ケロリと忘れて落胆された)。首尾よく買い物を終え得意げに歩いていたら、乙友とすれ違った。あれれ?顔・髪型 (チェック)、たぶんあの人。あ、日傘。この傘、このあいだ持ってたや。本人に間違いない(確信)。声かけようと思ったけれど、友達とせわしなくおしゃべりしてたので、断念。街ですれ違う乙友。かぁ。感慨深い。‥ああでも今日はかわいいワンピース着てたから、声掛ければよかったかも。などと反省しながらヴィレッジヴァンガード。このお店は、欲しいものがいっぱいで、地団駄踏みたい気分になっちゃうから、あんまり近寄りたくないのだけれど。今日は!欲しい欲しいと思いつつ、高くて買い渋っていた本を!ついに買おうと思って来たので!!感嘆符使いまくり。気合を入れて本棚に向かう。あれ?無い。別の本棚に移動したのかな?よーく探すと、本棚のイチバン上の棚に置いてあった。背伸びする。届かない。踏み台に乗って背伸びし直す。やっぱり届かない。うんと背伸び。ヒールを踏み外しそうになる。危険。自分で取るのはあきらめる。‥どうしよう。店員さんはみんな忙しそうだし、頼むにしても、女の子じゃ届かないっぽい。背の高い、男の店員さん。‥いるのかな。呼びに行くにもさっき買ったスニーカーの箱が邪魔で、あんまり移動したくない。ヴィレヴァン狭すぎ。それにしても、オンナコドモしか買わんであろう本を、あんな高いところに置くなんて。「オススメ!」なんて手書きのPOPもうらめしい。‥いいこと思いついた。店員さんじゃなくてもいいから、このへんに通りかかったお客さんの背の高い人に、ちょっと頼んで取ってもらおう。うん、そうしよう。そうだ、どうせなら、かっこいい人に頼もう。ふふふ。楽しみになってきた。年寄りの頼みっていうより、女子のオネガイってかんじで、かわいく声かけよう。‥―3分経過。こうして見ると、かわいこぶってまで声をかけたいかっこいい人って、いないもんだ。―さらに3分経過。ていうか、明らかに背が高い!って人がいない。なんなんだ。−さらに3分。ああもう誰でもいいからオネガイしよう‥。あ、背が高い。彼女連れ。てことは女子に親切にしてくれるよね。でも、彼女が、「なんでわたしがいるのに声かけるのよ!」て気を悪くしたら、いやだなぁ‥。―さらに3分後、脱落。いいよもう。通勤路にある本屋で注文して買うよ。けっ‥! なんだか心が疲労。なんにもしてないのにね‥。お茶でも飲もう。邪宗門、、久しぶりに行きたいけれど、あそこからここまで、移動時間で往復30分くらいかかるか。したらお茶飲む時間は30分くらい。‥もちょっと、ゆっくり、したいなぁ。んんん‥。そういえば映画館のうえは、オープンカフェになってるんだよね。一度行ってみたかったし、行ってみるか。‥行ってみた。夕方だったのでそれほど暑くない。誰もいないビルの上のぽっかりした青空ひとりじめ。お姉さんの持ってきてくれた蚊取り線香のにおい。風がきもちいい。思いっきりなごむ。なーごーむー(レコードじゃなくて)。今日の写真は、ひとりを満喫するわたくし。と。アイスコーヒー。