ギンレイ二本立て
【ぼくを葬る】
湿っぽくならずにきれいな映画で
フランソワ・オゾンの美意識節ってかんじ
ジャンヌ・モローのくずれかけの美がなんかすごかった、けれど
きれいでいやみのないいい作品だったと思う、けれど
ジャンヌ・モローが全部持っていってしまったような印象
これを愛と云うのだろうか‥
なにもかも唐突で ざっくり大味で 情緒なさすぎ
なにかもっとしぼればよかったのに
ジェイク・ギレンホールの、一生懸命夢を語っても嘘にしか聞こえない、
そんなたたずまいがよかった
(よくないか) (いやせつなくていいよ) (唯一ここにリアリティがあった気がする)
観終わって、「ああ‥ なんかおもしろい映画観たい‥」 としみじみした
(せめて、「ぼくを葬る」を後に観れば‥。 こんなもやもやしなかったのに)