−移動式映画館−昭和初期の短編アニメセレクション

よるのひるね (詳細はこちら→☆


前に粘菌映画を見たとき、観客が数名だったので、
大繁盛(立ち見&満員でお断りがでていた) に ビックリ


でもでも大繁盛の理由、わかる
おもしろかったもの、ものすっごく!
絵がまるまっちくて、スレてない無邪気な元気さに満ちているのも素敵だし
あの‥ わけのわからない、シュールというか 奔放すぎる展開‥ 
(はからずも、これ、サイケかも)


ああ駄目だ、好きすぎる・・・
(観た人は皆そうだと思うけど。
 「ちんころ平平玉手箱」と「茶目子の一日」が。すごすぎる)*1

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<上映作品詳細>
『魔法のペン』(1946年(昭和21年) 熊川正雄 11分)
 この時代だから出来た、夢や希望が詰め込まれた作品。新生日本の象徴として、しょぼい英単語をやたら使いたがっているのがほほえましい作品。
『花と蝶』(1954年(昭和29年) 大藤信郎 10分)
 出てくるキャラ(蝶)は、みんな「今いくよ・くるよ」的な顔をしていて笑けます。歌がいい味だしております。素朴で、にもかかわらず大人向けな作品。
『茶釜音頭』(1934年(昭和9年) 政岡憲三 11分)
 視覚ギャグ炸裂しまくりの作品。「あの手この手箱」から取り出された手とか・・・。普通の「ぶんぶく茶釜」とはひと味もふた味も違ったおもしろい作品。
『べんけい対ウシワカ』(1939 (昭和14)年 政岡憲三 13分)
 「くもとちゅうりっぷ」「すて猫トラちゃん」などで知られる政岡憲三は、処女作を発表した1930(昭和5)年以来、当時まだ高価だったセルロイド板を多用して動きのなめらかなアニメーションに挑戦。これは京都三条に自らスタジオを設けての第一作で、弁慶の声を政岡自身、牛若の声を政岡夫人が吹き込んだ。
『ちんころ平平玉手箱』(1936 (昭和11)年 大藤信郎 8分)
 優れたアニメーションに毎年与えられる賞に大藤信郎の名をとった「大藤賞(毎日映画コンクール)」があります。「くじら」「幽霊船」などの作品で世界的に知られる大藤信郎は、千代紙を用いて独自のアニメーション分野を開拓した先人でした。素材とキャラクターの面白さは今にない味わいを見せてくれます。それにしても、ちんころって。。。
『茶目子の一日』(1931(昭和6)年 西倉喜代治 6分)
 これは1931年に制作された一種の歌アニメで、「小学生の茶目子さんが起床して学校に行き帰りする」というノヴ ェルティソングを忠実に映像化した作品。今みると、シュールな視覚ギャグが炸裂しまくりの大変おもしろい作品。〜♪夜が明けた〜夜が明けた〜

*1:30日に谷中でも上映があるそうなので。ぜひ観てその目でわたしの動揺を理解してください