お医者さんとわたし・5

このあいだ風邪をひきかけたのでお医者(漢方医)に行ったら
風邪薬のほかに 「ヒンズースクワットを一日百回」 と処方された


ヒンズースクワットを一日百回。
下半身が鍛えられ(血流がよくなる?)、わたしの健康にとてもいいんだそうだ
ヒンズースクワットを一日百回。
やる気がぜんぜんわかず、生返事をしていたら
そのやる気のなさを見透かされた
「いま、ここでやってみてください」
ミニスカートにロングブーツ ふらふらへっぴり腰のわたし
「ほおらあなたは下半身の力が弱いんです」
ミニスカートにロングブーツで 模範的ヒンズースクワットが出来るわけないじゃん
でもわたしは運動オンチだからたとえジャージ姿でも
模範的ヒンズースクワットは出来ないであろう
そんなことを考えながら
(今までこういうちいさな提案をしては口答えとみなされ
 場の空気をきまずいものにしてきた自覚があるので 一応黙っておく。俺って大人)
話を聞くだけ聞いていたら またしてもやる気のなさを見透かされた
「薬だけで健康になろうなんて甘いですよ。本人の努力が大事です」
(え‥。健康になろうて。わたし今現在(風邪をのぞけば) 健康なんですけど‥)


またしても釈然としないきもちで、でもこのお医者さんの言うことを聞くと
なんだかんだ言って贅肉がおちるという実績があるので
おとなしくヒンズースクワットを生活にとりいれることにしました
(何気なく見たTV画面のなかで森光子がヒンズースクワットしていたのも
 わたしのやる気に火を点けた。そうだ森光子といえばヒンズースクワット。
 ヒンズースクワットはエイジレスの合言葉かも知れん)


まぁ一日百回は無理なので (このへん意思かたい)、朝と晩に、三十回ずつ
はじめの2日ほどはヒザがガクガクしましたが、早くももう 慣れました
(‥慣れたら効き目、ないんじゃないかしら)


(ちなみに風邪はたちまち治りました。
 漢方医、話術はいただけない*1けれど 処方する薬に間違いはなしと見た)

*1:漢方って効き目がでるまでに長い時間がかかるから、まず話で患者を支配しよう、というフシが見受けられるというか‥。体といっしょに精神も鍛えられてるかんじ