天空の草原のナンサ
ブックオフで300円で売られていたのでおうちに連れてきました
- 作者: ビャンバスレン・ダバー,リサライシュ,Byambasuren Davaa,Lisa Reisch,遠藤浩介
- 出版社/メーカー: アーティストハウスパブリッシャーズ
- 発売日: 2005/12
- メディア: 単行本
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ノベライズ化といっても、あらすじなんてあるような・ないような。だし
写真は魅力的だけど、DVD(←買ったの)でいつでも見ること出来るしなぁ、
なんて思っていたのだけれど
モンゴルについて書かれたちいさな解説がなんともよかった
モンゴルはもう二十年近く、わたしの行きたい国ナンバーワン
(憧れている理由はこの日の、書き抜き部分参照)
憧れながらも 行ったことのない理由は、
① フリーで行く自信がない (行きたい場所が奥地のため。金銭的にも旅慣れ的にも自信なし)
② かといってツアーは‥ (ツアー体験記読んだけど、いまいちな気がした)
それで考えあぐねて 「わたしの憧れてるモンゴルなんて地球上にはないのかも」
なんて よくわからない方向に着地しそうになるのだけど‥
そこにこの映画‥
- 出版社/メーカー: ショウゲート
- 発売日: 2006/06/23
- メディア: DVD
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わたしの憧れてるモンゴルがそこにあるので、困ってしまう*2
(以下、本から。モンゴル素敵メモ(というか書き抜き
モンゴルでは、人間は完璧な状態で生まれてくると考えられている。そして、自然から賜ったこの完璧な状態をあまり早くに汚してはならないのだ。おそらくこのような考え方は、幼児の死亡率が高いことと関係があるのかもしれない。いずれにせよ、女の子は四歳になるまで、男の子は三歳になるまで髪をふたつに結っている。だから子供が小さなうちは、男の子か女の子か見分けがつかないのだ。(髪型:〜P46)
背景から切り離してしまうと、ヒツジを殺すシーンは単に残虐なものになってしまう。ひとりの男がヒツジを仰向けに寝かせ、それからナイフで下腹部を切り裂く。それが映像を見た人が覚えている光景だろう。
しかし、私の記憶にある、叔父が行った儀式の光景は違う。モンゴルではそれを始める前に、まずヒツジに空を、われわれの偉大なる父を見せる。私の曽祖父もその先祖も、同じことをしてきたのだ。
男たちが家畜を屠るときには常に、生きるものに対する敬意の念がある。儀式が終わると、私たちはバターランプに火をつけて供える。こうして私たちは、万人の犯した罪を意識するのである。(動物:〜P40)