丑三つの村(R18) [VHS](1983)

(性と愛のフーガ:田中登の世界 @ラピュタ阿佐ヶ谷


古尾谷雅人の意気込みをおおいに感じたけれど
パンチが弱いというか 焦点が定まらないというか
不完全燃焼感のある映画だった (もったいない気がする)*1
(とりあえず音楽がヘン・・・)


主人公*2の追いつめられっぷりが つらかった・こわかった
日本の田舎のこういう描きかたこわいよう
津山三十人殺し」 については山岸涼子の 「負の暗示」 の知識しかない
こんど小説も読んでみようかな、こわいからやめよかな‥
(今、ネットでちょっと読んだら(→☆) 脳貧血おこした。
 もうこういうの読む体力はないかな‥ )


心配していた暴力描写(公開当時、暴力描写で成人指定になったそう) は
今の基準からすると 拍子抜けというか あっさりしていた (こわいけど)
(いまの容赦ない暴力描写になれた自分もこわい)


半端な役どころながら、ヒロインの田中美佐子がういういしく可憐だった
ヌードシーンは、当時は恥ずかしかっただろうけど、今となってはいい記念だろうなあ
(近所のオバチャン目線‥)


「ふんどしはこう締めるッ!」 ‥ふんどし教本的シーンがあった


「ンで八つ墓村ってどんな話だったっけ?」
‥なにひとつ思い出せない自分がこわい
(「タタリじゃ!八つ墓村のタタリじゃ!」 おばあさんが叫ぶ‥ そこだけ覚えてる)

*1:だがしかし。完全燃焼してもイカンのか。こういうテーマで

*2:Kは古尾谷雅人ファン。「あの暗いかんじが好きなの?」と聞いたら、「暗い?暗いなんて思ったことナイけど?」と返された。それはおかしいと思います