トークショー:沼田元氣×杉浦さやか@青山ブックセンター(自由が丘)
お互いの本のなかで気になった場所を紹介しあったり
(「サーヤはビール派なんだネ‥。大人だナア」(沼田))
(「観光ホテルの食事はマズくてイイ。マズいほうが楽しい」(杉浦))
和やかなほっこりしたトークショーでしたが
気がつくとコケシの話をしていたような‥
(以下コケシメモ)
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「コケシブームきましたね!
‘暮らしの手帖’にあんなにたくさん載って‥ ネエ‥ (ほほえみ)」
「沼田さんがはじめにコケシ祭に行ったのって、どれくらい前なんですか?」
「‥う‥ん、15年は前ですねえ」
「あーすごい!じゃあほんと、先駆けですね。コケシの」
「津軽系のコケシって、ブスじゃないですか」
「ええ。でも、乙女っぽいきれいなお顔の流れもありますよね」
「ああ、乙女系とブス系ありますよね。
で、どっちの美意識が優れているかというと、ブス系だと思うンですよ。
そういう新しい美意識の提案を。コケシがね」
「うふふ、そうですねえ、わたし、かわいいだけじゃ好きにならないかも。
ちょっとでもブスの要素が入ってないと」
「沼田さん、コケシはたくさんお持ちなンですか?」
「ええ、たくさん‥。
うち、壁面が書庫になってるんですけど、本の前にコケシがズラリといて。
本の前に、たくさんのガールフレンドが(笑)。
ガールフレンドが邪魔で本が出せない(笑)。」
「まァ‥(笑)。地震のとき倒れてきません?」
「倒れます」
「ねェ。‥ほこりがたまったり」
「ほこりはネ。ちゃんとかわいがってあげてるのでね」
「なるほど」
「でも、コケシも‥。高いですよねえ」
「ああ‥。でも高いって言っても価値観というか。
この人たち(トークショーに参加しているわたしたち) がお洋服一枚買うくらいのね」
「うち、家にあるものでイチバン高いもの、コケシですよ。
はじめて本が出た記念に‥ 26歳のとき、お金とか全然なかったンですけど
思い切って‥。●万円*1だったかな」
「セットですか?」
「セットです。36体セット」
「でも今、コケシ狙い目なんですよ。
コレクターのおじいちゃんが亡くなってきていて。
家族が処分しちゃう*2ンですよ 」
‥ブラックな情報をまじえつつ、あっというまの30分でした