復讐するは我にあり(1979)
- 作者: 緒方拳
- 出版社/メーカー: 松竹ホームビデオ
- 発売日: 2007/01/27
- メディア: DVD
- クリック: 48回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
怒涛の情念と昭和の哀愁。 おもしろかった‥
登場人物ひとりひとりが濃いものを披露*1して、
ひとつひとつの場面に力があり、テンションたかかった
全編テンション高いのに、破綻してないのもすごい‥
1963年に起こった連続強盗殺人事件をもとにした話 らしいのだけど
主人公(緒形拳)がやたら性に強いのは
「なんか理由がなきゃそんなに女にモテないだろう」 という解釈なのかしら
主人公の嫁(倍賞美津子。脂ののった背中が美しい)*2が
下腹部ブヨブヨの舅(三國連太郎。ほんとにブヨブヨ。モザイクかけて。腹に) に
熱い思いをよせるのは、「不幸は判断力を低下させる」 という解釈なのかしら
主人公を犯罪者と知りながらかくまう女(小川真由美。この役いいな‥) の着物、
着かたは、衣紋をがーっとあけて あけすけな、疲れた大人の女なんだけど
色使いとか模様のかんじに どこか少女っぽい好みが見えて (好きだなあ)、
これは彼女の人生を投影していると解釈していいのかしら‥
等々あれこれ 考えどころがあって それもおもしろい
今度本も読んでみようかな‥