さいきん読んだ本

 娼年 / 石田衣良

セクシャルで内面的な話だから、映像化はないと思うけど
もし映像化するとしたら 主役の少年役を 誰にするか?
女子同士でこの話題で かなり盛り上がれるのではないかと思った
石田衣良の優しい視点に感じいる*1

 新・東海道五十三次 / 武田泰淳

ブックオフの百円コーナーにあったので 買ってみた 読んでみた
すんごくおもしろかったー
今まで 気むずかしそうな人だと 敬遠していたことを 反省してみた
百合子さんとの二人旅なのだけど 夫婦愛に あてられまくり
(こんな無邪気にのろける人だったことに びっくり)


百合子さんの描写が たまらなくよいので 武田百合子ファンの方はぜひ!
と思ったら 絶版らしい‥  なんと惜しいことだ
武田泰淳の 他の本も読んでみようー という気持ちと
いや‥ 多分この本がいちばん愉快だよ‥ という気持ちが 葛藤中

 モンキーパトロール / 有間しのぶ

最新刊5巻にあわせて、1〜4巻も まとめ読み
わたしは香ちゃん(仕事に生きる、内面少女のハイミス) に 感情移入して読む
妹も香ちゃん派だったので 世の大半はそうなのか と思っていたが
会社では ヤイチ派が大半だったので 驚いた
香ちゃんに感情移入するのは 元オリーブ少女だけなのか? ‥一考の余地有り


そんなわけで香ちゃんの恋の行方には すーごく肩入れしている
世の中の 大半の人がそうだと思うけど わたしはモリタ
しかしそんなモリタ派のわたしから見ても、
愛人(本名)が どんどん性格悪くなっていっているのが かなしい
付き合いはじめの頃は、可愛い描写もあったのになー
でもこれは、「付き合いが長くなると図にのる種類の男の人」ってことなのかなぁ
まぁ彼をここまでつけあがらせた、香ちゃんも悪いんだけどさ‥


かなり熱く書いたけど、のんきな4コマ漫画です
下ネタがダメな人と こちゃこちゃした4コマが苦手な人以外には おすすめの太鼓判

 コーヒーと恋愛 / 獅子文六

ふつうの人間模様の小説ですた
昭和年代の生活描写が興味深い
それにしても 本のデザインて大事だな‥ (まだ、立ち直ってない)

 江戸アルキ帖 / 杉浦日向子

この本は わたし好みの文体でした (アタリだー☆)
タイムトラベルルールが なんともほほえましい 江戸メルヘン
今後 繰り返し読むことになりそうな一冊

 カモイ・クッキング / 鴨居羊子

のら猫トラトラのほうが、うんと おもしろかった
たべものに対する愛情のかたちが、わたしのとちがうかな いまひとつ 響かなかった
もっと、食べるの大好きー というかんじを期待していた


今 読んでいるのは、友人が貸してくれた: 家族狩り(5冊あるやつ) / 天童荒太

早く終わってほしくて ドキドキして どんどん読んでしまうけど、たのしくないの (むしろ苦痛かも)
この手の本の たのしみかたが いまいちわかりません‥

*1:というか 本心でこんなに優しいの?女性に対して。女性読者に 気を遣ってるの? うーん。。。