ななころび やおき

日曜日のわたしが 欲しいけど たかいから*1 あきらめて
せめて 眺めることで 心を満たしていたのは 
武井武雄の 刊本作品*2


古書は 保存状態や取扱店によって 値段に大きな違いがあるので
どこかほかの本屋さんで もう少し安く売ってないかと 
ネットを 見ていたが
残念ながら ほかに取り扱っているお店はなかった
(それに、見たところ一万円台後半が相場っぽかった)


まぁ、忘れたころに出てくるのが古書だし
そもそもこの本を売っているのは 神保町の古本屋さんなので
なにも 古書展期間中にあわてて 買わなくてよし、
と 言い聞かせて 何気なく あれこれと 巡回していたら
以前わたし買った本と同じ本*3が わたしが買ったものの 1/6の値段で売っていた


わたしが買ったのは かなり状態がよかったけれど
売ってる本には 「ヤケ、水シミあり・状態はあまり良くありません」 とあるけれど
それにしても 1/6って‥
衝撃を受けつつ ふらふらと購入 (誰かへのプレゼントにするから いいの)


なんというか ヘコむわ!
古書道、しろうとには イバラの道だわ!

*1:2万円弱。わたしの経済範囲では たかい。一冊買ったら 次々欲しくなるだろうし。ああ お金持ちになりたい、、、

*2:物語・版形式・製本に工夫を凝らした本の総合芸術、と 思い出の名作絵本 武井武雄 (らんぷの本) には解説されている。ちいさめの本で、ふつうの版画や写真のものもあるけれど、凝ったものは エンボス版画とかレーザー光線による切り絵(すごくこまやかなレースみたいになってる)とか、ものすごく贅沢なつくりになっている。ほんとにすごい。感心するの。わたしが欲しかったのはカラーイラストの一部にフェルトみたいな布が貼られたもの。色使いといい、ほんとになにかの結晶みたいなんだってば(熱弁) 

*3:茂田井武の画集