リチャード・ニクソン暗殺を企てた男

ショーン・ペンが 生粋のダメ男(テロリスト?) を演じるというので 
楽しみにしていたのだけど いや ほんと 生粋の! ダメ男!
ダメ男の生活を 甘やかすことも 突き放すこともなく
ただ淡々と 延々と見せられ とてもくらい気持ち


世界にこういう負のフィルターが かかってしまうときって あるけれど
それが基本形(一生)って どうよ‥
いやだよー きついよー*1
主人公のイヤーなオーラが強烈で 体調が悪いときに観たら 負けると思いました
ようするに ショーン・ペンは こういうダメ男役が 
やっぱり とんでもなく うまいのでしょう
たまに演技が大袈裟に感じられるのですが そういうキャラクターなんでしょう*2


今まで ショーン・ペンのダメ男ぶりには 「惚れるわ」 とか 思っていたのだけど*3
この映画は ほんとにダメ過ぎて そういう気持ちが入り込む瞬間は なかった‥
(そのぶん おもしろくなかったです わたしは)


・・・・
映画を観終わって わたしもKも ぐったりしてしまって
まずゴハンだ! おいしいもの食べて気力回復! サム(主人公)にやられてたまるか! で
もりもりゴハン食べて
その後タワーレコードで お互い衝動買い したりして
気持ちが浮上させるために 小銭を浪費


ほんと世の中には こんなたのしげなものが! こんなうつくしいものが! って
無理にでも自分をもり立てないと サムのフォース(ダークサイド)に つかまりそうだったんです
地味ながらも おそろしく破壊力のある映画だと 思います
(同時に ひとを買い物に走らせる 景気回復貢献映画にも 認定)

 

*1:家に帰ってからも考えて。とてもおそろしくなりました。おそろしすぎる。

*2:兄に見せる媚びた笑顔とか。すっげームカつくんですけど! ←ってムカつく媚び笑顔、って場面なんだよ、落ち着いて、自分。

*3:シーズ・ソー・ラブリーとか。母性愛?