妖婆 死棺の呪い [DVD]

三百人劇場 「ソビエト映画回顧展05」 (最終日)


恐怖映画の古典というより
ソビエト・きょうふ・昔話 のような
のんびりした作風で 好感もちました

原作はゴーゴリ ということなのだけど
民話蒐集もしていた人なのかしら
「なんでこんなかなしいことに」 「運命だったのさ」
このような会話は 昔の庶民は こうあきらめるしか出来なかった
ということの あらわれなんでしょうか


そんなことより (強引な展開)
妖女(というか、魔女) と神学生の闘いのようす、というか
妖女の攻撃の原始的パワー(棺ごと、どすんどすんとぶつかってきたり)、というか
妖女のつれてくる 悪魔の使いたち(?) が圧巻で‥!
この豪華さが、この映画をカルト映画と呼ばせているんだろうけど
なんというか 「なんだこれ」 というかんじで 見応えありましたー


水木しげるが漫画化をこころみるわけだよ‥ (これ 読んでみたい)*1 *2

*1:昨年末〜今年年頭の「OH!水木しげる展」でこの上映があって。でも時間の都合があわず、観ることができず、悔しかった‥。今回この回顧展で観ることが出来て 嬉しかった

*2:水木しげるがこの映画を観たときは、自分のような人がソビエトに! とさぞかし嬉しかったことだろうなぁ。原題は「ヴィー」と云って、魔女がつれてくる、妖怪の親分(?)みたいなものの名前なんだけど、このビジュアルが、めちゃくちゃ水木チック‥ かるく言葉を失うかんじ