セクシー地帯 [DVD]

バタ臭さとスマートの混じりぐあいが ぜつみょう‥!
タイトルに「セクシー」とあるけれど、
一番セクシーなのが 縄ぬけシーンという慎み深さ
グロも暴力もない、女子も安心してたのしめる石井作品でした *1 *2 *3


昭和30年代の東京のようすがイキイキ魅力的! すてき!
 (銀座の町並みはモダン。市電!
  新橋の駅前は 今もあまり変わらないような‥
  ‥あの川はいまは何処に‥? ‥神田川? のわけないか‥)


主人公のすっとぼけて役に立たない(でも憎めない) ようすに惚れました‥!
(可憐なアンタはヒロインか、という)
ヒロインの三原葉子はコミカルとキュートを演じきっていて爽快*4
ほんと面白かったー 映画館で観ることができてよかったです (満喫!)


(しかし、同時上映の「女体桟橋」はウトウトしてしまい、気付いたらついていけなくなっていた。
 善人役は見事に丸顔ばかりだな‥!と 少し気をよくした(?)くらいしか 印象に残らず。
 冒頭のセクシーダンス(?)が、やっぱりやりすぎて気持ち悪いことになっていた)

・・・・・
今日観た映画がかなり面白かったので 今になって、
今回の新文芸坐石井輝男特集上映、もっと通えばよかった‥! と後悔の念
(地帯シリーズのほか2本と、モダンギャングシリーズ観たかった‥)
でも、また、いつかどこかで‥! (頼むよ ほんと‥ おねがいします)

*1:でもやっぱ女子少ないけど

*2:石井監督ってエログロ暴力の巨匠。とか呼ばれているけれど。少ししか観たことないから偉そうなこと言えないのだけど、「面白いものを作ろうと・娯楽性を追及しすぎて」キワモノっぽくなってしまっているという印象を受けます。今のところ

*3:あと、なんだか、映画のトーンが劇画調。うまく言えないんだけど独特‥。←これも、娯楽性を追及した結果だと、にらんでいます

*4:なんか、この時代って、いつも役者さんが演りすぎを強要されているような印象を受けるのだけど。この人は清々しく演りきってる‥!というかんじ