思ひ出(1927)

ルビッチのサイレント映画、はじめて観た
スィートなメロドラマなんだけど (ちょっと泣きました)
随所にクスッとしたり ニヤッとさせられる場面が散りばめられていて
ルビッチの映画っていいなー 愛があるなーと シアワセな気分になりました
(ルビッチの映画は、いつもシアワセな気分にさせてくれる)


活弁は、声色の変化、リズミカルで歯切れのいい言い回しで
かゆいところに手が届く‥! というかんじで 実に見事なのですが
手が届きすぎるというか、‥自分の手で掻かせてくださいいー というところもあったりして
ううーん活弁付き映画は、ふつうの映画とは ちがうスタンスで観るものなのねー‥*1


カラード・モノトーンという楽団の演奏が すごく素敵だった‥!
同時上映として? 阪妻の 「逆流」 という時代劇があったのだけど
チョンマゲ映画に洋楽器、というのは新鮮で・意外にはまっていて おもしろかった

*1:1月に新しいユーロスペースで、「白い花びら」の活弁付き上映があるのだけれど。あの映画を活弁なしでじゅうぶんに堪能したわたしは、あの映画には、もう言葉の必要はないじゃない?でも、そこにあえて言葉を入れるのだから、‥うううそれはどうなるのかすごく気になる!(ようするに観たい!確かめたい)と思ったり