ストロベリーショートケイクス

「三月のライオン」という映画がとても好きなので
(でも「風たちの午後」「花を摘む少女虫を殺す少女」はさほどでもない。
 「風たちの午後」 剥き出しの情がいきぐるしかった。
 「花を摘む〜」 いかんせん長い‥。頭がぼっとするのはねらいどおりか)
矢崎仁司監督の次の映画がこれだと知ったときの、
期待と不安は かなりおおきかった


だってただでさえ痛みのおおきな原作の映像化、
観ていてつらくなりすぎたらこわいな、と心配してたのだけど
そのバランスは きちんと律儀に加減されていて
痛みや切なさより、そのさきの希望に焦点があてられた、
ほわんとやさしい手触りの映画になっていた


上出来、と言いたいような こんなもんじゃない、と言いたいような・・・


以下、ちいさな感想 (ネタバレふくむ)


・漫画ではぜんぜん感情移入できなかったちひろ
 感情移入はできないまでも、立体的な女の子になっていたところはよかった
 (でもちひろ‥。一人であのラーメン屋に行けるなら、なんだってできる気がするよ)


・秋代と菊地のセクスシーン 要らない


・お葬式も要らない (やりすぎと思う)