谷内六郎展

池袋サンシャインの展示ホールで
谷内六郎が描いた昭和の時代〜
たくさんの絵を見て おおいにうっとり、にこにこしてきた


谷内さんの絵にはよく「郷愁」という言葉が使われるけれど*1
わたしは 幻想のまじりかた・不確かさや不安さ に とても惹かれて
ああ、子供のころはこんなふうに見えた、
こんなふうに いろんなことが怖かった
と ものをおそれるこころを思い出して 厳粛なきもちになるので
ただ 「なつかしくのどかな昔の風景」 みたいに片付けられると 
ちがうよー! と もうはんぱつしたい気持ちになる
そうKに言ったら
世間のひとは そういう子供のころの視点をひっくるめて 郷愁と言っているんじゃない?
と言われた うー・なるほど‥ そうなのかな
わたしは怖がりだから まだその部分は 郷愁になってないのかな
(怖がりを克服したら 郷愁になるのかは 今のところ なぞ)

*1:展覧会内の解説では初期作品について「無意識に訴えてくる暗いノスタルジー」と表現されていて、これはそのとおりだわ!とうなづいた