トニー滝谷


村上春樹作品の映像化」ということに焦点をあてた映画なのかな
でも、彼の小説が苦手で 原作を読んでいないわたしにも 
しみじみと たのしめた


光線がきれいで くりかえされるメロディは心地よかった 
現実からブレたような つきまとう ちいさな違和感は 
わたしの感じる 村上春樹小説の手触りに 似ていた


宮沢りえが すごく よかった
とにかく美しかったし 一人二役
なにかこわれたところを持っているA子と 健やかで 無防備で 可憐なB子では 
出ているオーラが ちがうようなかんじだった
B子の場面は 何度でも何度でも ずっと見ていたい気分になった


(というか美しさについて じっくり考えたい気分になった。ひとり「美しサミット」 開催するですよ)