小坊主とわたし

若干さびしくなったので、 自分を正当化するために 書き抜き :

杉浦日向子: 江戸アルキ帖 (新潮文庫) より

 江戸のこどもはかわいい。第一、見た目がかわいい。 ごく小さい子は坊さんにしている場合が多い。くりくり頭で眉も剃っている。つるっとした中に目鼻口がぽちぽちと付き、まるで虫喰いの果実のようだ。 (中略) 江戸では男女児ともに、五、六歳以下のこどもは必ず眉を剃るそうだ。なぜそうするのか、と母親に聞くと「このほうが愛敬があるからだ」と答える。もっともらしい理由からではなく、小さい子のおでこがデコチンに見えて愛敬のある顔になるから剃るのだ、というのがイイと思う。 (後略)

‥えーと‥
坊主頭のかわいらしさ を正当化させるつもりだったのだけど
眉剃り方面に はなしがいってしまった‥ 
でも、眉剃りにくらべれば、坊主頭をかわいく思うことの なんと まっとうなことよ…