刺繍と彼女

ところで この日会った友人は 中学生時代、刺繍が趣味だったらしい
初心者だったし あまり上手じゃなかったかも知れないけど たくさん刺繍したよ と言うので
なにに刺繍したの? (コースターであるとか、バッグであるとか そういう答えを求めて)
と たずねたら
「布」
と いう答えが返ってきた


聞き方がまずかったのかな、と思い、その布でなにを作ったの? とたずねると
「だから刺繍。図案は、本にあったもの。アレンジとか思いつかなかったし」
なんだか不思議なかんじになってきた


えーと だからね、布に刺繍するでしょ、するよね、刺繍は布に。
それで刺繍ができたら、その刺繍した布をなにかにするでしょ?
っていうか なにかのカタチがあって、そこにポイントで刺繍するのかな?
それが、なんだった? なにを作ったの? って聞いてるの。
ちなみにわたしはブックカバーに刺繍したいんだけど、ほかになにかあるかな?と思って


だから、布。布って言って ダメだったら反物でいいよ。 (←たぶん、反物は余計ちがうし‥)


よくよく聞いてみたら、中学生の彼女は、布に刺繍したら、そこでオシマイだったらしい
「別になにか作りたくて刺繍してたんじゃなくて
 刺繍することが、目的だったから」
なんかカッコいい(創造ってそういうものかも?) けど、それ、バカだと思う‥
しかも、この日、わたしが指摘するまで、 「刺繍ってそういうものだと思ってた」 って あなた‥
さすが わたしの友人というべきか (‥ばか) (親愛をこめて)


なんか、余計に、自分がなにをしたいのか、わからなくなってしまったよ (うそ)