姑獲鳥の夏

うーん 可もなく 不可もなく ・・?
豪華なキャスト、雰囲気ある風景は見応えあるものの
いかんせん無理のあるおはなしじゃないですか?


この映画のレビューで、‘原作読んでないと理解できないかも’というのを
よく目にしたので 直前に友達から原作を借りて読んだのだけど
こういう幻想がかったおはなしに そんなこと言うのは野暮だって 
知っているにもかかわらず
あまりに無理のある展開に、読んでいて2度ほど声をあげそうになってしまいました
「そんな都合のいい!」 & 「いくらなんでも!」
(でも、娯楽小説としてはおもしろかったので 続編も貸してね エヘ)


で、映画は、それをどう乗り越えるかが鍵なのかしらと
予想してたのだけど そういうのは放棄というか
物語をはしょりすぎいて 
ああこれは ‘原作読んでないと理解できないかも’ って言いたくなるよねぇ
原作になんの思い入れのないわたしですら、思うもん
でもあの長い話を2時間にまとめるためには潔くはしょる必要があるわけで ううん‥
(意外に原作未読のほうが、わけのわからんめくるめく世界をたのしめてよいのかも)


病院や 京極堂のセットとかは 見て、ワクワクしたし
夏の娯楽ホラー(?)としてのんきにたのしめば、なかなかの出来だと思う (←エラそう自分)