おいしいかお

お昼に行ったラーメン屋の店主がすごく横柄だった


ヤダ!このお店、出たい!
こんないけすかない男のつくるものが美味しいわけがない
怒りながら作るごはんて美味しくないもん!


しかし でてきたラーメンは実においしかった
(一口スープを飲むごとに「‥ウマイ!」と言いたくなるくらい美味しかった)
なんともくつじょく的な気分‥ ううむ‥ 


ちょうどお昼どきだったのでお店が混雑していて。バイトさんがヘマをしたのか、わたしたちがお店に入ったとたん、「コラ、中国人!いいかげんにしろ!」という罵声が聞こえてきた。そのすぐあとに、席待ちしていたおじさんがひとり、お店を出た(あまりの横柄さに、我慢ができなかったのだと思う)。そのあとも、「中国人、国へ帰れ!」「日本語使えないのに話し掛けられても、お客さんが迷惑なんだよ」*1 「△△さん(日本人のバイトさんに対しては、苗字で呼んでいた)もなにやってんだよ、2人まとめて今日でやめてもらうよ!」「中国人、もういい!上で休んでろ!今日までの給料は払ってやるから!」*2 等バイトさんへの攻撃は続いた。お客に対しても、注文しても返事をしなかったり、態度が悪かった。すぐにカウンター席に座れたものの居心地が悪くて、しかし注文を終えているのに店を出たらナニを言われるかわからないし、料金だけ取られても悔しいし。Kは食べる気まんまんだし。(厨房バイト経験者のKによると、ラーメン屋店主は、怒りながらも実に手際よく、きっちりきっちり作業をしていたらしく、「仕事は完璧」だったのだそうだ。←カウンターからは作業手元がよく見えるので、この様子を見て、Kは、ムカつきながらも、ラーメン期待できそうだぞう、と考えていたらしい) Kに小声で「居心地わるいねえ」と話し掛けると、「神経を集中させて、べつのこと考えて。この怒鳴り声を聞いちゃダメ」というアドバイス。なんでこんなところで精神修行せにゃならんのだ。‥でも実際ラーメンを食べると、「‥ウマイ‥! ‥アンタ人としては最低だけど、ラーメン職人としては一流だよ!」「人としては最低だけど、一流のラーメン職人‥。‥なんかかっこいいかも‥」「ああそれにしても美味しい‥!」と、一気に自分とラーメンの世界にトリップして、店主の怒鳴り声は聞こえなくなるのであった。ちょっと、どうよ。そんなくいしんぼう。しかしいくらおいしいとは言え、あのお店、やだなぁ。

*1:中国の女の子、ふつうにしゃべってたし。つか、日本語どのくらい使えるのか、見てから雇えよ、ってはなしじゃん

*2:時給を払うのはアタリマエでは‥。なに偉そうに言ってるんだよ‥ ←あああ言ってやりたかった‥いくじなし‥