動くな、死ね、甦れ!【字幕版】 [VHS]

ユーロスペース引越し企画の、
LEAVING HOMEというレイトショー上映
この映画は、10年前にユーロスペースで観て、
面白かった記憶と、すごくドキドキした感触だけ残っていて
さいきんびみょうにロシア映画づいているので 観なおしたい気分だったのです
ユーロスペースは立ち見のでる盛況ぶりでした

・・・・
53歳にしてデビュー作、というこの映画は
不自然、というか よくわからないシーンを はしばしにはさみながら
なぜかどの場面も新鮮な驚きに満ちていて、観ていて すごくうれしくなります
後半から主人公をとりまく環境が かなりおそろしいことになるのに
絶望しつつも 不思議と まだ、世界は美しく見えるのです


(途中まで観たところで結末を思い出し、すごく動揺‥)
でも、ラストが救いがないからこそ、
少年の歌うデタラメ流行歌は やさしく響くのか‥
最後にずしーんとうちのめされながらも、やっぱりこの映画を好きだと思いました*1

*1:うちのかわいこちゃん(←昨日の日記)の名前、「マーシャ」にしようかなー。この映画で、主人公が一瞬溺愛するブタの名前なんだけど 「マーシャはかわいい!かわいいなァ!」 とか言われていて、‥いいシーンだったのよ‥。‥でもブタ‥。ブタ‥。うーむ‥。かといって「ガリーヤ」(主人公のそばに住む、守護天使のような女の子)という名前は責任重大すぎるしなぁ(←なんの責任かというと、しあわせにする責任)‥