お嬢さん(1961)

三島由紀夫映画祭2006〜
大森はわたしの行動範囲外なので、こんな特集 全然知らなかった
(まぁいいけど。でもちょっと「憂国」観たかった。ちえ)
でも特に三島由紀夫に思い入れがあるわけではないので
チラシに 「本編の魅力は早口でしゃべりまくる若尾文子の愛らしさ」 とあった、
「お嬢さん」 を観に、キネカ大森へ (若尾文子には思い入れがあるらしい) *1 *2 *3
 

なるほど若尾文子、たいそうチャーミングでした
表情やたたずまい、台詞まわしの愛らしさはもちろん、
「お嬢さんの、可憐さ・生意気さ・少しの愚かしさ かくあるべき」
みたいなキャラクター設定、それが成立する世界観がすごく素敵だった
(全体的にのんきで善意に満ちたストーリーで。
 ピンク色の壁紙、金魚鉢、など小道具も完璧。
 三島由紀夫なのにこの世界観はいったい?と思いつつ。若尾文子まんきつ)


川口浩は、ぜんぜんハンサムじゃない、やけにのんきな風貌で (特に、髪型)
これでプレイボーイの役というのはいかがなものか‥?
でも、そのぶん若尾文子の可愛さ (川口浩の浮気を心配してやきもきするのです)が
クローズアップされる気がしたので、これはねらいなのかしら (謎)‥

*1:キネカ大森。昔来たよなぁと思って手帳をひもとくと、92年に何度か行ったようだ(そのころは定期券で来れた)。14年ぶり。どうりで久しぶりに来た大森が都会化していたはずだぁ‥

*2:キネカ大森。地味ながら、「半年間に3回通えば、1回映画がタダ」なるサービスがあって。よい映画館だと思いました。近かったら通うのに

*3:キネカ大森。ところ変れば、というか。男性客がふだん(新文芸坐ラピュタ三百人劇場)よりムサ苦しい気がしたのは、「三島映画祭‥」という先入観かしら。女性客は、ふだんより、お洒落目というか、こぎれいな印象。なんで?あなどれず、大森