ツイン・フォールズ・アイダホ [DVD]

悲劇はー やがて幸せをもたらすものだよ


悲劇は悲しい場面で途切れるだけのこと
物語は続く
語られないだけで

年末に買ったDVDを鑑賞*1 *2
美しくて・残酷で 悲しいけれどよろこびに満ちて
物静かで淡々としていて、ちょっと理屈っぽくて
吉野朔実の漫画みたいだな(うっとり)、というのが
映画を観たときの感想で
DVDで見てもやっぱりそんなかんじ
1999年の映画(日本公開は2000年) なのだけれど
ポーリッシュ兄弟の次回作はまだなのか‥ (うずうず)

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余談:ほかに、これってあれ(漫画)みたいだな、と思った映画はほかに
不思議の世界絵図 [DVD]」 →坂田靖子の漫画(ファンタジー)みたい
(淡々としたシュールな展開、それに動じない、無表情な主人公の様子が)
プープーの物語 [DVD]」 →吉田戦車の漫画みたい
(あまりに突飛なのにすんなり受け入れて笑ってしまうかんじが)


漫画にあんまり詳しくないので、こまかくツッコまれたら謝りますが
どちらも誉め言葉として使っています。おもしろかったです (というか好き)

*1:しかし‥。DVDパッケージは、あきらかにハズしている。「シャム双生児と娼婦の愛」‥。まあ、そのとおりだけど、このコピーと写真で観たひとには、刺激が少なく退屈なんじゃないかしら。美しくかなしい映画なんだから、乙女に訴えるようなものじゃないと‥

*2:写真は公開当時のチラシ。これだよ!これ!「ウェスタンの曲を歌うなら、ちょっとウェスタン調に着替えてくるワ」というヒロイン。チャーミングな映画なんだよう。ジタバタジタバタ