折りたたみ傘とわたし
会社から地下鉄の入り口まで およそ3分
小雨程度で折りたたみ傘*1をひらくのはめんどくさい
折りたたみ傘をバッグにいれたままスタスタ歩いていると
道路のくぼみにヒールをとられ すっぽりミュールが脱げてしまった
うわー はずかしい!
ヒールをとられても実際靴が脱げるのってめったにないよ
照れ隠しに満面の微笑みで (脱げたミュールを取りに戻るため)振り向くと
見知らぬ若者に微笑みかけるかたちになってしまった
ダブルではずかしい‥
あーもうオレ消えてなくなりたい、そう思ったらその若者が、傘をさしだして
「駅までなら傘にはいっていきませんか?」
ひっこみがつかないのでお言葉に甘えさせてもらい相合傘
世間話をしながら、「おれも頑張ればもうひとはな咲かせられるかも」 という希望と
「しかしよりによってこんなところで‥。女子力無駄使い‥」 という無念の気持ちが入り混じり
‥ああでも強く生きていかねば‥ そう思いました
*1:折って・たたむのがきらい。開いたときのかたちがきらい(ひらべったくて)。なのでお守り。あんまり使いたくない