地下室の古書展vol.7

わたしがこの古書展を毎回たのしみにしてるのは、
好みの本が集まるのと・コーヒーのいい匂いと・素敵な展示があるのと 
ようするにちょっと浮わついた古書展なので、浮き浮きするのです
(そして浮き浮きしていいんだよーという雰囲気が。うれしい)


今回は、前回ガラスケースの中にいた武井武雄の刊本が、手に取れる場所に展示されていて
(しかも、今まででいちばん冊数がでていた(30冊近く!)。呂古書房さんたら太っ腹!)
すごーくテンションがあがりました
(でも、大事に見せてもらうだけで、購入には至らず。
 たぶん、すごく凝った印刷なんだろうけど、
 素人目にガツンとくる(カーっとなって貯金をおろしに走りたくなる)ほどの本はなかった。
 と言ってもNO.38はすごくモダンな本(詩と写真コラージュ)だったので、覚えておこう‥)
いちどきにたくさんの素敵な本を見せてもらえる、
なんて ありがたい催し‥ (買えよ) (買いたいよ)


買ったのは、先日見たチェコアニメの絵本版、ふしぎな庭 →☆のみ
(なぜかと言うと、お財布に3千円しか入っていなかった ←うっかりミス。
 電車の中で気が付いて、まぁいいや。欲しい本がでたら、銀行に行けばいいや、ト)
(ほかにも欲しい本はあったのだけど、銀行行って・戻って、をする時間がなくなってしまった。
 でも、まぁいいや。そんなに本ばっか増やしてもイカンのだ(と思うことにする) )
どこかで見たら欲しいなー と思っていた本が、こんなにカンタンに見つかるなんて‥
わたしの好きな暴君ネコ(「ネコじい」て!)が、アニメ版より肥えていて、
可愛くなくて (リアルににくたらしい。写真参照) いいかんじで、ほくほく

風と共に去りぬ(1939)

風と共に去りぬ [DVD]

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映画史上に残る、名作の誉れ高い作品ですが、すみません初見です
今回招待券を貰わなかったら,一生観なかったかも知れません
早稲田松竹さんありがとうございます (←前回出かけたときにアンケート書いたら当たった)


恋愛大河ドラマかと思っていて、実際、そうなんだろうけど、ウーン‥
ヴィヴィアン・リーの美貌とクラーク・ゲーブルの髭に、
「大人のラブ・ストーリー」を想像してたのだけど
なんか、色気のない恋愛‥だったので ビックリした (時代のせい?)
主人公のスカーレット・オハラが、一貫して小娘キャラだったのも不思議
(君は一生ずっとそのままだ、ってレット・バトラーに言われてたけど)
(つうかレット、アンタそういう人だって知ってたはずなのに、ひどい)


一部のラスト、戦争で、つらくてひもじくて
畑に立ち、いまひっこぬいてきた大根に、いきなりかじりつき、ペッペッってなって、
「たとえ盗みをおかしてでも、こんなミジメな・飢えた思いをするのはイヤ!」と
大空にほえるシーンは 感動的かつ、
なんか人類として負けた気がした
(たとえ同じことを思っても、日本人は大空に吠えて誓うことはできない気がする)
(あと、アメリカでも大根食べるんだァ的驚き、せめて洗えば的老婆心も胸をよぎった)


そんなバイタリティを見せ付けられながらも、面白かったです
4時間弱飽きることがなかったので、面白かったんだと思います
一部の、園遊会のゴージャスさ (ここのヴィヴィアン・リーはほんとに綺麗!緑のリボン!)
着替えシーンでコルセットをぎゅうぎゅう絞めるところ、
黒人のばあやのどっかりかまえ具合などが 特に面白かったです
(うーん、二部は、華やかさに欠けるし、真剣に見てたら、やりきれなさ過ぎる気がする)

オールナイトメモ

新文芸坐のオールナイトが豪華だ豪華だ、って、常に言っているけれど
6月24日のは!*1 ほんとに豪華‥

世界の映画作家シリーズ(35) 〜ジャック・ドゥミ&アニエス・ヴェルダ夫妻ナイト〜
 ・シェルブールの雨傘
 ・ロバと女王
 ・ジャック・ドゥミの少年期
 ・5時から7時までのクレオ

頼むから昼間に上映してほしい‥! (特に後ろの2本)

*1:17日の「地獄三昧」も捨てがたい。「地獄(1960)」「地獄(1979)」「地獄(1999)」「大霊界」。)