長沢節展

弥生美術館で 長沢節
セツ先生(同行の友人と妹が昔セツ・モードに通っていてこう呼んでいたので ついそう呼んでしまう)
クロッキー、のびやかで 繊細な線の見事さに 惚れ惚れする


「缶ジュースのような下品なものは 持込み禁止」 とか
「ファンだった外国の映画俳優と握手したら その手が肉厚だったので 急にイヤになった」
等 綺羅星のような エピソードも楽しい


愛用の、水彩用のパレット(洗わないことがポリシーだったそうです) は
まるでそれが 作品のような 美しさで汚れていて


なんというか セツ先生自身が 芸術品のようだとすら思った
こんなことを思うのは 今日がセツ先生の命日だからかなぁ‥


余談 : セツ先生は スマートであることに 異様に執着していて(?) 
      非・スマートなわたしは 少々 悔しくて 地団駄を踏むきもちだったのだけど
      「節にとって 旅とは 絵を書くこと‥」 という解説の前に 完敗を認めました
      ええ‥ わたしにとって 「旅とは 食べること」 ですとも‥
      ええ‥ もう、差別してくださって 結構です‥